2021年の旧正月(春節)は2月12日です。そして10日から16日までの7日間、台湾は春節連休となります。そして、旧正月といえば映画!(ワタシ的には)。台湾では毎年、連休に合わせて多くの台湾映画が公開になります。この記事では、2月第1週から第2週にかけて公開される台湾映画4作品をざらっと一挙にご紹介します。
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もっとも注目されているのはこの作品ではないでしょうか。2015年の旧正月に第1作目が公開された台湾ヤクザ映画『角頭』シリーズの3作目になります。2018年の『角頭2:王者再起』は1作目を上回る1億台湾元以上の興行収入をあげ、大ヒットを記録しました。
今作は外伝という位置づけで、前作の6年前を描くそう。
主要キャストはチェン・レンシュオ(鄭人碩)、ニッキー・シエ(謝欣穎)ら。監督はレイ・ジャン(姜瑞智)。テレビ番組賞「金鐘奨」で2018年にドラマ「翻牆的記憶」でピーター・ホーと共に長編ドラマ部門で監督賞を受賞しています。
果たして今年も大ヒットなるか?
『イタズラな恋愛白書』(我可能不會愛你)などを手掛けた人気脚本家シュー・ユーティン(徐譽庭)が監督を務めた恋愛映画です。
ロイ・チウ(邱澤)主演の『先に愛した人』(誰先愛上他的)に続き、シュー・ツーイェン(許智彥)と共同でメガホンをとりました。
主演はウー・カンレン(吳慷仁)、イブ・アイ(艾怡良)、フー・モンボー(傅孟柏) 、9m88(ジョウエムバーバー)。
ウー・カンレン、フー・モンボーという安定感あるキャストに、歌手でおそらく本格的な演技は初のイブ・アイと9m88をぶち込んできたところが面白い!!
フー・モンボーは私が注目している俳優の一人です。顔が好きなのはもちろんなのですが、醸し出す儚げな雰囲気も好きです。
ただ、この作品、予告編を見てもどんな話なのかいまいちよくわからない…。映画サイトの説明によると、「フェイスブックのブロックリスト」から話が始まり、「ブロックしたら本当に忘れられるの?」などなどといった問題について問いを投げかけていくとのこと。
韓国映画をリメイクした台湾映画『悲しみより、もっと悲しい物語』の製作陣でおくるコミカルなラブストーリー。
主演はミシェル・チェン(陳妍希) 、チャン・シューハオ(張書豪) 、リディアン・ヴォーン(鳳小岳)。
監督はギャビン・リン(林孝謙)、脚本はルー・アンシェン(呂安弦)。この2人は映像制作会社「好時光娯楽」を共同で立ち上げていて、『悲しみ〜』のほか、映画『台北発 メトロシリーズ~新北投駅~まごころを両手に』(五星級魚干女)、ジョリン・ツァイ(蔡依林)のワールドツアー「PLAY」台北公演で上映されたドキュメンタリー映像「不一樣又怎樣 曾愷芯篇」なども手掛けています。
大学のアイドルだった小雅(ミシェル)と卒業後に結婚した阿誠(シューハオ)の前に、消息不明だった元ルームメイト・阿智(鳳小岳)がある日突然現れる。資金繰りにあえぐ阿誠の会社に資金を提供するかわりに、阿智が小雅と二人っきりで旅行に行くことになってーというストーリーが展開される模様です。
魅力はなんといってもキャストの豪華さ!この3人は意外な組み合わせな気がします。
正直なところ、『悲しみ〜』は個人的には良さがわからなかったので、この作品の製作陣の作品と聞いてそんなに期待していなかったのですが(爆)、予告編を見るとコメディー要素が強い様子でとても気になります!
B級の香りがただよいまくるこの作品。
出演はリン・チェンユー(林千鈺)、チェン・ティン(陳霆)、ホー・チーシェン(何啟聖)、スー・ビンシェン(蘇炳憲)といった中年の渋いキャストが揃います。
撮影は全編金門で行われたそう。新型コロナウイルスの影響で苦しむ民宿経営の夫妻が宣伝のために友人を招いてーということからドタバタ劇が始まるようです。
予告編を見たんですが、よくわかんない感じがなんだか笑えます。
2017年に「ひどすぎて笑える」との理由で予想外にヒットした映画『台北物語』と同じ香りがします。
見に行くかどうかは別として、今回紹介した4作品の中で一番気になる…。ダークホース的にヒットもありえるかもしれません。
以上、旧正月に合わせて公開される台湾映画4作品を駆け足で紹介しました。みなさんが気になる作品はありましたでしょうか。私はもし見に行くとしたら『跟你老婆去旅行』かなと考えています。果たして今年は旧正月にヒット作は生まれるのか、どの作品が高い興行成績をあげるのか。結果にも注目したいと思います!
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