台北で一人飲みタイ#1 女子一人でも全然平気！台湾クラフトビール・タイフー「啜飲室大安」

　以前の投稿（下記参照）に関連して、私が大好きな台湾のクラフトビールメーカー「台虎精釀」（タイフー、Taihu Brewing）のビアフェス「福虎祭」の特製セットを買うために、タイフーが出店するビアバー「啜飲室大安」（チュオインシー　ダーアン）に行ってきました。

年に一度のビールのお祭り「福虎祭」来年こそは対面型で！

　私は「タイフー大好き」といいながら、ここの店舗に行くのは初めて。いつもは西門町の「Driftwood 西門町」に行っていました。自宅から行きやすいのは、MRT忠孝復興駅に近い「啜飲室大安」なのですが、友人から「あそこはゆったり飲めないよ」と聞いていたため、なんとなく避けていました。

　ところがどっこい、実際に初めて行ってみたら、すっっごく良かったのです。

　　この記事では、「啜飲室大安」の素晴らしいポイント4点を紹介します。

その1：一人でいても全然居心地が悪くない

　私は友人と待ち合わせをしていて、友人が来るまで1時間くらい一人で飲んでいたのですが、全く居心地が悪い思いをしませんでした。店内には中央部の長テーブルに加え、窓際とビアサーバーに面した部分にそれぞれカウンター席があり、カウンター席の数がわりとたくさんあります。私は窓際のカウンター席に座ったのですが、完全に自分の世界にのめり込めました。

その2：定員さんがよく気がつく

　これはとても大事。台湾の飲食店だと、店員に気づいてもらえないということが多々ありますが、この店の店員さんは、少しキョロキョロしていただけですぐ「どうかしましたか？」と聞いてくれました。感心したのが、私がレジで福虎祭の特別セットの取り置きをお願いした後、ちゃんと頼めていたのか気になって別の店員に尋ねたところ、「ちゃんと登録されてますよ」と即答されたことです。当時、すでにほぼ満席で混雑していたのに、客の注文を把握しているのはすごいです。

その3：注文したメニューが出てくるのが早い

　実は先週、西門町の店舗に行ったのですが、ここは以前と店員が変わったのか、ビールが出てくるのがすごーく遅かったです。つまみが出てくるのが遅いのはまだ許容できるのですが、ビールが出てくるまで10分以上かかるのはちょっといただけません。その点、この大安店はビールはすぐ出てくるし、つまみも予想以上に早く出てきました。

その4：食べ物メニューが充実

　大安店の食べ物メニューは、シンプルなおつまみ系から、がっつり食べられる主食系まで幅広く用意されていて、どんなニーズにも対応できるところがすごく良いと感じました。私が今回頼んだのはポテトチップスとルーウェイ（滷味、台湾風煮物）だけだったのですが、ハンバーガーやルーローファン（魯肉飯）などもありました。メニューには日本語も書いてあります。（訪問時のフードメニューはこちら。かなり画質が悪くて見にくいです。ご了承ください）

　しかも、このポテトチップスもとてもユニーク。ポテトチップス自体がおそらくその場で揚げたもので、厚みがあって食べごたえたっぷりだったのですが、それ以上に特徴的だったのが、添えてあったソース。なんと、鹹蛋（塩漬け卵）を使ったソースだったのです。

　今までこんなソース見たことも食べたこともない。台湾ならではです。ソースはやや甘めで、私はもう少し甘くないほうがいいと感じたのですが、友人は普通に「おいしい」と言っていました。好みが分かれる味ではあると思います。

　もう一品のルーウェイは絶品。麺屋とかで売られているものよりも、やや濃い目の味付けで、ビールに非常に合いました。さらに、添えてある唐辛子ソースが絶妙な辛さで、これを付けて食べると最高に美味しかったです。テイクアウトしたいと思えるくらい。ただ、このルーウェイ、なぜかメニューには載っていませんでした。私は友人からルーウェイがあると聞いていたため、店員に直接聞いてみたのだが、すると「出せるのは20時から」とのことでした（この時は19時半くらい）。常時食べられるというわけではないようです。

　19時半くらいに入店し、結局出たのは10時半過ぎ。友人とのおしゃべりが弾みすぎて、なんと気付けば3時間も経っていました。美味しいビールとおつまみがあると、話もいつも以上にはずんでしまいます。話に夢中で気付かなかったのですが、店内はいつの間にか超満員になっていて、入り口近くで立ち呑み状態になっている客もいました。私達が出るのと入れ違うように、20代前半とみられる女の子5～6人のグループが吸い込まれるように店に入っていきました。このサービス、飲食のクオリティーの高さ、居心地の良さを考えると、この人気も納得です。

　女性一人でも平気そうな感じなので、ふと外で飲みたくなった時にまた来ようと思いました。