台北の南東の端にある観光地・猫空。
私は大学院時代、MRT動物園駅から猫空につづく道の途中あたりに住んでいたため、馴染み深い場所の一つです。
いまは台北の中心部に住んでいるので、片道50分ほどかかる猫空にはなかなか足を運ぶ機会はないのですが、先日、約半年ぶりに遊びに行きました。
いつも、必ずと言って足を運ぶのは、茶葉料理が楽しめるレストラン「阿義師的大茶壺茶餐廳」。土日のランチタイムに行くといつも満席で大人気のお店です。友人を連れて行くと、日本人、台湾人問わず喜ばれます。
2人で行った時の定番は2人用のセット(雙人套餐)。茶葉を使ったカリカリのエビや茶葉チャーハン、茶葉の燻製チキン、茶葉スープなど6品が提供され、ボリュームたっぷり。女性2人だと食べきれないこともあるくらいの量なのですが、それが1000元(約4000円)というリーズナブルな価格で楽しめるのも魅力的です。
どのメニューもはずれ無しで美味しいのですが、私のお気に入りはエビ(玫瑰玉鑽蝦)。頭も殻もまるごと食べられます。大きな甕(かめ)に入った状態で提供されるスープも、あっさりとした味わいながら中に茶葉が入っていて、すっきりとしたお茶の風味を楽しめるので、食事の最後に食べるとすっきりします。
今回はビール(金牌)も注文。1本100元らしいのですが、なぜか20元割引されていて80元になっていました。本当に良心的価格すぎて…。
食後は以前から気になっていたおしゃれカフェ「生活在他方夜猫店」へ。道路の下に下ったところにあって、目立たない場所にあるのですが、いわゆる「映え」スポットらしく、たくさんの若者で賑わっていました。
あまりにも人気で、私達が土曜の午後3時過ぎくらいに行ったときにはなんと10組ほどが待っていて、店員さんから「しばらく待ちますよ」と言われていたために断念。別の店に行くことにしました。
「さて、じゃあどの店にしようか」と友達と道を猫空ロープウェイ方面に引き返していたところ、山の斜面に見晴らしが良さそうなテラス席があるのを発見!いままでノーマークの店だったのですが、友人が見たいと言っていた夕日も拝めそうな雰囲気だったので試しに行ってみることにしました。
偶然見かけた「清泉山荘」。お店へは斜面を上っていきます。 坂道をのぼっていくと「清泉山荘」に到着
結論から行くと、このお店、大正解でした。
テラス席からは台北の市街地が一望でき、台北101もばっちり。角度的に夕日そのものは見られなかったのですが、夕日を浴びた台北が、夜の景色に移り変わっていく姿がはっきりと見えて癒やされました。
夜景を見に来る人が多いのか、夜になるにつれてお客さんが増え、テラス席はほぼ満席状態になっていました。
ちなみに、このお店も茶葉料理を味わえますが、私達はお腹がいっぱいだったので、お茶と、お茶菓子的にさつまいもフライだけいただくことに。最低消費(低消)が特にないのも良心的です。猫空は良心的な店が多いのかしら。
茶葉は金萱(350元)をセレクト。すでにやかんに入れられた状態で提供するか、自分たちで淹れるか選ぶことができます。自分たちで淹れる場合は、1人につき60元が水代として追加でかかります。私達は茶葉を買いましたが、持参した茶葉を飲んでもいいとのこと。
やかんに入れられたお茶を飲むのはなんとなく味気ないので、自分たちで淹れることに。
きれいな景色を眺めながら飲むお茶は最高でした。
お店情報
116台北市文山區指南路三段38巷37之1號1樓
生活在他方夜猫店
116台北市文山區指南路三段40巷8-5號
猫空清泉山荘
116台北市文山區指南路三段38巷33-3號
お知らせ
2021年はブログの更新が滞ってしまったので、今年は定期的に更新をしようと思い、私の台湾の日常でのあれこれを肩肘張らずにつづっていく連載を始めることにしました。隔週更新を目標にしています。見切り発車なので連載タイトルは仮で「台湾日常日記」にしていますが、いいのを思いついたら変更する予定です(笑)。今後ともお付き合いよろしくお願いします!
コメントを残す